腰痛や頚部痛などの関節の痛みが出た際に、しばしば「痛みが治るまでは痛いことは避けて、安静に」とアドバイスをされます。痛みが出る動作は全て悪い動作なのでしょうか?痛みのある動作でもその動作を繰り返していくと逆に痛みが軽減することも少なくありません。また、痛みを避けて生活することに弊害もあります。その動作をしなくなることで、関節が固くなってきたり、安静にし過ぎて筋力低下や血流障害が起きたりして、もっとやっかいなケースではその事によって治るべき痛みの回復を妨げる事にも繋がるのです。
MDTにおいては痛みを信号機の色に例えて(トラフィックライトガイド)、その痛みが適切な痛みなのか、避けるべき痛みなのかを判断し、生活の中で過度な制限をしなくて良いような日常生活へのアドバイスやエクササイズの効果判定などに活用しています。
青信号・・・・その動作を繰り返すと痛みがやわらぐ、もしくは痛いことを継続していくとその痛みが緩和されていく状態→その動作は行って良い!
黄色信号・・・・その動作を繰り返しても、痛みは毎回変わらない状態、またはその動作をやめれば痛みが即座に消える状態→慎重にその動作を行う。
赤信号・・・・・その動作を繰り返すたびに痛みが増強される。または、動作をやめた後に動作前の痛みよりも悪くなっている状態。
赤信号の時のみに、ストップをかける様にすると、安全にエクササイズを行えますし、日常生活で過度に動作を制限することも痛みを避ける生活よりも格段に減るはずです。長年続く痛みをどう対処して良いか悩んでいらっしゃる方は、試しにこの考えを用いてみてはいかがでしょうか??
Functional Body Care Japan(三軒茶屋、国立市、日野市)
ファンクショナル ボディ ケア ジャパン
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